今日は一般家庭にもあるブレーカーの話を♪

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ブレーカーはいわゆる遮断器、つまり回路を遮断する機能を有する開閉器(スイッチ)です。

遮断の条件は大別して2つで、主に
過電流

漏電

です。
それぞれどういうものかというと、読んで字の如く過大な電流と電気の漏れです・・・・・・ほんとそのまんまですねf^^;
特に断りを入れられてない場合ブレーカーというと過電流を遮断する物を指します。
電気工事をかじった事があれば配線用遮断器というい言い方がしっくりきますかね。
ビルメンの方だと小ブレーカーでしょうか。
ビルメンが配線用遮断器という言い方をする時は、キュービクルの配電盤の中の物を言う場合が多いように思います。

過電流を遮断する原理は電磁式とか電子式とかいろいろありますが、ビルで多く見られるのは熱動式ですね。
中に違う種類の金属を合わせた板だか棒だかを仕込み、大きな電流が流れたらその熱による変形の差で曲がり接点を開く方式です。

もちろんいくつかの方式を組み合わせた物や欠相保護機能を持たせた物もあり、そういった物を含めると沢山の種類のブレーカーがあります。

今回は小ブレーカーのお話♪

このブレーカーがオちたらそのブレーカーの系統に繋がっている負荷をまずは確認しましょう。回路にたくさんの負荷がつながって使用されていると大きな電流が流れます。コンセントで言えばたこ足配線などですね。電子レンジや電気ストーブを同じブレーカーの回路のコンセントに繋いでいるとまず間違いなくそれが原因です。
これらは1000Wとか500、600Wとかの出力ですが
中学レベルの電気知識で言えば1000Wなら、
電圧100【V】×電流値I【A】=使用電力1000【W】とすれば
I【A】=1000【W】÷100【V】=10【A】
となり10Aの電流が流れる訳です。
分電盤の小ブレーカーはほとんどが定格電流20【A】(20Aを超えるとオちてしまう)ですが、1000【W】の
機器を使えば既にその半分を使用してしまう事になるため、迂闊に他の機器を使えばすぐに容量を超えてしまってオちてしまいます。
ちなみにコンセントなど回路はほとんど全て並列回路なので電流値は負荷ごとに足し算です。並列回路の電気抵抗は並列数が多い程小さくなり、電流値は大きくなるという訳です。

使っている負荷の計算は面倒なので、不必要な負荷を一つ外してブレーカーを上げてみましょう。上げた瞬間またオちるようならまだ負荷が大きいという事です。いくつか外してみてブレーカーの容量を下回ればブレーカーは上がったままになり使用可能になります。

しかし、大きな負荷が原因でオちてしまったならその負荷を外して別のブレーカー回路に繋げた方が簡単だとは思いますf^^;
コンセントのブレーカーは部屋にあるコンセントを大体1つのブレーカーで支えているので。この場合別の部屋のコンセントを使うのが良いと思います。

家にある分電盤にはブレーカーごとに部屋の名前が書かれていると思いますが、それは「その部屋全部のコンセントのブレーカーですよ」という事です。
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なので大きな負荷、例えば電気ポット・トースター・レンジなどを使う事が前提のキッチンはもしかしたら大きな容量のブレーカーが付けられているかもしれませんが、そういうところでは余計な電気使用(スマホ充電など)は控えるのが賢明です。

ちなみに、エアコンなどを使っている回路は専用のコンセント回路を使っているのがほとんどですね。これ一つで相当の負荷ですから。
この辺第2種電気工事士の筆記試験で引っ掛けにきそうなところですね。300V以下だの対地電圧150Vがどうのとか、使用電力がいくらだったらどう接続しなければならないか?
とかでf^^;


また、分電盤は家の電気のターミナルともいえる場所でブレーカーが集中しています。負荷の場所はカバーに貼られているシールで確認するようにして、けっしてカバーを開けないようにしてください。無いとは思いますがもしかしたら充電部が露出している箇所があって感電するかも知れません。

などと職場の安全担当者的な事を言ってみましたが自分自身が結構テキトーな人間なので説得力はないですねf^^;







それでは次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ




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