


ビルメンの仕事の中に障害対応というものがあります。
漏水・破損の修理・エアコンの効きが悪い・ブレーカーがトンだ・・・等々。
こないだの宿直の時に久々に当たりました。
こういうのって経験がモノをいうのでビルメンになって日が浅いとビクビクしてしまいます。
昔のビルメンブログとか見てみると
「業者に電話して終わりだよw」
なんて書かれてたりもするんですが、経験ないとそれすら出来ないもんです。なにしろ原因が判らないとどの業者を呼べばいいのかも分らないし、金が発生するものならホイホイ呼んでいいものでもありません、なにより作業届けやら建物の警備上オーナーの許可を仰がなければならない場合もあります。
なので
「業者呼べばいい」
というのは些か考えが浅いエアビルメンの言葉と言わざるを得ません。
さて今回発生した障害は、端的に言えば漏水です。
事の始まりは定時になって皆が帰った後、清掃の方が内線で
「小さい会議室の天井から水が滴ってる」
という連絡をしてきたところからです。
自分は
「水?どうせFCUの吹出し口に付いた結露水が垂れてる程度だろw」
なんて思ってウエスを2枚位持って行って拭き取れば終わりと軽い気持ちで現場へ行きました。
ちなみにFCUとはファンコイルユニットと言って、冷温水管を中に通し、そこへファンで風を通過させて温風や冷風を生み出す簡易的なエアコンのような物です。

現場へ行ってみると・・・・・・
おいおいおいおい・・・・・・・
なんじゃこりゃあ!!
予想外に天井そのものから水が浸み出してきている!

滴下した水がテーブルやカーペットを濡らしていた。
清掃さんがテーブル等は拭いていてくれていたけど、後から後から滴下しているのでキリがない。
「これは天井裏はどうなっているんだ!?」
と脚立を立て、ヘルメットを被り、点検口から覗いてみると・・・・・・
なんと点検口付近が水浸し!!
「一体何事?この水はどこから来ているんだ!?」
と周りを見てみると・・・・・・
なんとドレンパンからドレンポンプへ繋がっているはずのホースがドレンポンプから抜けている!!
明らかにこれが原因だ!
とその前に・・・・・・持ってきたデジカメで状況をパシャリと撮影を・・・・

「はよ処置れ!」
と思われるかも知れませんが、コレ結構重要なんです。
既に皆は帰って自分だけの状況で翌朝に
「昨夜こういう事がありました。こういう状況だったのでこういう処置をしました。」
という事を報告しなければならないからです。
オーナーにももちろん報告しなければなりませんが、そういう人達は大体写真を欲しがります。修理に金が掛かる時は尚の事予算を得る為に情報が必要なのですが、これに写真という目に見える情報がかなり大きな材料になるのです。
今回自分がした事は
1.外れていたホースをドレンポンプに差し込みなおし
2.大量のウエスを用意し水浸しの天井内の水を吸収処理し
3.天井ボードの室内側を拭き、乾いたウエスで改めて吸収
4.処置している間は下の水が落ちていた所にもウエスを敷く
5.その後、部屋の扉や点検口を開けっ放しにしてFCUを自分の仮眠まで送風運転する。
といった事です。
天井内のアルミ建材のおかげで、それを超えては水が拡がらなかったのが不幸中の幸いでしたが、その建材に沿って縦長に水が拡がり、手の届かないFCUの反対側までは処置出来なかったのが心配なところでしたが、翌朝のチェックでは酷い事にはなっていなかったので良しとすべきでしょうかf^^;
この後、障害報告書や写真報告書の作成に追われノンビリ出来なかったのは言うまでもありません・・・・・OTL
ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ








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