


ビルメンにおいて、独立系より系列系が待遇が良いのは有名ですが、
「何故系列系ビルメンは安定しているのか?」
を掘り下げている人はあまり居ないと思います。

皆さん知ってのとおり、系列系には
財閥系
ゼネコン系
不動産系
鉄道系
メーカー系
などなどがあり、要は親会社がある会社と認識されている事でしょう。
そして、
「親会社から仕事を受注しているから現場が安定していて、解約されない。なので会社は安定して収益を確保していられる。」
と思っているんじゃないでしょうか?
合っています。
確かにその点は確実な強みです。
強力な後ろ盾あっての系列系ですから、その認識は間違いないです。
しかし、現場受注という話のみに絞るなら
「親会社から仕事を貰ってるから」
という完全な受け身な理由ではありません。
この辺思う所があって、
例えばゼネコン系だと
「親会社が作った建物の管理を任される」
という話をよく聞くのですが。
正直
「そんなの建物所有者の胸先三寸じゃん」
と自分は思うわけです。
ゼネコンからオーナーに対して
「よろしくお願いしますよ」

とか便宜を図る位はあるでしょうが、オーナーとしては
「安く質の良い会社に管理してほしい」
と考えるのが当然です。
ただ建物を作った会社のグループだからという理由だけで任せてくれるとは考えにくいです。
ゼネコン系だからって建築技術とか建築修繕に特別秀でていたり、安く改装とかを親会社に打診してくれる訳でもないですしね。
優先的に現場をねじ込めるのは
「所有権が親会社にある物件のみ」
ではないでしょうか?
これは全ての系列系に言えると思います。

考えてみれば当たり前な話ではありますが。
その点を考えると、自社グループ名ブランドの施設をたくさん作ってその施設で収益を上げているグループの系列は、
「グループから受注する」
という点において安定していると言えそうです。
少なくとも一つ二つの現場が解約になった位では
「経営上の理由」
で解雇されたりはしないでしょう。・
それに系列系といえど、親からただエサを口に入れてもらっている訳ではありません。
そんな姿勢では年々入ってくる新卒や中途を受け入れられなくなります。
親会社のブランド名で新卒たちや中途入社を狙ってくる人は多いです。
だからこそ、独立系以上に系列系は外部への営業に力を注いでいます。
ましてこういう会社の社長は親会社の役員クラスの持ち回りです。
任期中の業績アップなどの成績で親会社へ戻った後の出世の道も変更があるかも知れませんf^^;
社長たちは業績や営業力アップに躍起になります。
ブランドがあるので正社員維持の為、ボーナスや福利厚生の整備、昇給や研修制度なんかも充実させて社員のモチベーションを維持させたり、外部向けにコンプライアンスとかを徹底教育させて従業員の質を上げるなど頑張っているようです。
営業さん達はそのブランドを使って仕事を取っているのは間違いないですが、「名前だけ」で受注出来る程世の中甘くありません。
それこそ、管理方法の提案や法令の勉強、挨拶周り等の努力をしています。
それでも、各社営業間の横の繋がりや、縄張りの街などのシガラミなんかもあるようで苦労しているのを見た事がありますがf^^;
少なくとも受注料金の安さだけで物件を確保したりはしていないです。
自分の知識だけではこれぐらいしか分かりませんでしたが雰囲気は伝わったでしょうかf^^;?
ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ


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