今回は建物内の建築側の障害についてです。
設備は電気・給排水衛生・空調・熱源などいくつかに分かれる事はご存じだとは思いますが、障害、なにかしらの不具合が起きた時、一番ビルメンとしての経験が問われるのは
建築についての障害
だと思います。
建築とは自分でもイマイチ定義づけが曖昧ですが自分の中では電気・空調・給排水衛生・熱源・搬送・消防に分けられない物と認識しています。
例えば、
扉・階段・窓・壁・柱・床
等です。
では何故これらが経験を問われるのかと言うと・・・・・
他の設備は知識があればなんとか出来るのに対し、建築系のものは物理的な組み立てや補修で対応しなければならないからです。
もちろん他の設備でもこういう面はありますが、建築は特にそれが顕著です。扱う部材も接着剤や木槌・テープにノコギリやビス・木ねじ等
これ・・・・日曜大工とか職人的な技能のような気がします(><)
以前の暇な日のビルメン
の記事で書いたコーキングなんかもどっちかというと建築ですね。
会社の入社時の研修では、電気や空調等の基本的な知識は教わりますがこういった事は教わりません。
「わざわざ教えなくても今までの人生でやった事あるでしょ?」
的な空気です。自分は高校は工業系でしたが学科は化学系だったのでこういう知識や技能は皆無で入社するまでまったく関わった事はありませんでした。
しかし、実際の現場では障害対応では建築系の知識をこそ必要な場面が多いような気もします。
それは建築設備に留まらずとも、空調系でも風の吹出し口や吸込み口が天井から脱落しそうな時とか協力会社が来るまで時間稼ぎの為にIV線(電線)で固定したり、石膏ボードの壁に留められていた物置台を石膏用のビスで留めたりなどが経験した事ですがもちろんでIV線のこういう使い方や石膏ボード用のビスなんかも教わっていません。現場で先輩の作業を見て理屈も何も理解せずに覚えてしまいました。
こういう知識って案外危険なんですけどねf^^;。
また、建築系で自分達の手に負えずに協力会社を呼ぶにしても、それが出来る会社を選定しなければいけません。
発足して長い現場ならそういうリストもあってスムーズに事が運べますが、それでもその会社が今起きている現象に対応できる
かどうかを確認したり、出来なければ最初から会社を探す所から始めなければならない等、かなり厄介です。
自分はこういう時にどういう会社を探せばいいのかサッパリわかりません。
例えば
換気用のハンドルが付いてる大きなガラスドアのヒンジが壊れました。
さてどうしましょう?
協力会社を呼ぶにも、「何屋さん」を呼べばいいのでしょうか?
建築屋さん?
設備工事屋さん?
その中の何屋さんを呼べばいいのかって話なんですね。それこそ経験を問われる場面です。
皆さんはどう思いますか?
実はコレ、今現在自分が直面している問題だったりしますf^^;
ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ
ビルメンで下位系列でも働きたい方いましたら紹介しますのでコメントもいただけたらと思うのでブログでもツイッターでもご気軽にどうぞヽ(^。^)ノ
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