




過去記事(ビルメンと謎の漏水と調査①)で漏水について触れましたが今回再び面倒な漏水が発生しました。
ウチの現場は平日は人は従業員はほとんどいなくて週末に従業員やお客さんがごった返すような施設です。
そんな施設でまたしても従業員側ですが今度は人がいる週末に漏水です。

出勤して最初の巡回も済みオープン前に少しみんなでゆっくりしていた時の事。
お客さんの対応する係の人が待機する部屋で天井から漏水してきたとの連絡が入りました。
「よりによって今日かいΣ(´д`;)」
と、思いつつ手ぶらですが状況を把握しなければと歩いて5秒なので取りあえず現場に行ってみました。すると・・・・・・・
まぁ見事に段差がある天井材の端っこを横に拡がっていくつも水滴が滴下していましたノ( ̄0 ̄;)\
その水滴を見てみると、汚くはなかったのでまずは汚水ではない様子です。
しかし天井裏はどうなっているものか?確かこの付近の天井内には全熱交換器があったはず・・・・。それが原因という事はまずないが、
ともあれ天井内を確認しなければ
と脚立と懐中電灯を持ってきて全熱交換器を点検する為の点検口から覗いてみると・・・・・・全熱交換器の近くの建物躯体の小さなクラック(亀裂から)わずかに水滴が落ちています。
(イメージ・実際のものではありません)
取りあえず写真を撮って仲間に連絡し、ウエスや吸水パットと小さなバケツを持ってきてもらい。天井内に設置して床と天井ボードの水を拭き取り一応の仮処置として撤収し、契約先へ報告しました。その後、夕方になって施設の営業が終了し従業員が帰った後に原因調査をしました。
営業中に図面を出して配管の流れを確認したり、フロアの平面図を重ねて照明に透かして直上に何があるのか確認すると関係ありそうな給湯室がありました。

それならば自分が点検口に潜入し、割り箸でクモの糸を払いながら四つん這いになって配管を跨ぎつつ該当箇所付近まで行くと、大きな水たまりが!!。

ビンゴ!
とは言え、少ないながらも周囲の配管を見てもどれから漏れているのかは判らず仲間に一人来てもらい捜索すると1つの立ち上がりの給水配管のエルボが僅かに濡れている。
その上には給湯室・・・・
ここからだとしたら常時圧力が掛かっている筈のこの管が何故今漏れ続けていないのか腑に落ちない所もあるけど、位置的にここしか可能性は見出せず、とりあえずこのエルボの両端にシールテープとビニルテープを巻き付け仮処置としました。
下の天井での漏水自体はPS内の水溜りがなくなるまで続きますがここの水溜りを除去するのは現実的に難しくしっかり最後まで漏れつくさせた方が簡単です。
その為には天井内にバケツを置いたままにして定期的に溜まった水を捨てて、水が溜まらなくなったら撤去する必要がありますが他の方法に比べれば楽なものです。
さて、今回は久々にビルメンらしい事をした記事でしたが、さすがにこんな対応をちょくちょくするのは御免こうむりたいですねf^^;
何事も程々にやっていきたいものです。
再び漏水が起こったらその時は協力会社にパーツ取替えの見積もりを取る事になるでしょうがそれはまた別のお話。
ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ

現場がわかる!電気工事入門 ー電太と学ぶ初歩の初歩ー【電子書籍】[ 電気と工事編集部 ]

現場がわかる!電気測定入門 ハカルと学ぼう!測定のキホン 宮田雄作/著

電気工事現場代理人入門 ー香取君と学ぶ施工管理のポイントー (現場がわかる!) [ 志村 満 ]
Tweets by rakanedtemple






コメント