この間前に居た現場の電気設備の年次点検を手伝って来ました。
公的施設なので夜間に停電させて点検をします。
もちろん一晩では全部やる事は不可能なので2日に分けて行いました。
1

この現場はスポットネットワーク方式なので1~3号線まである系統のうち、この夜は1回線は活きていましたが低圧部分の絶縁抵抗測定の為、結局従業員達が使用しているエリアは停電します。
しかし、ビルの配電というものは通常の一般系保安系という二つの系統で配電されていて基本的に完全には落ちません。

とはいっても保安系の扱いは受電方式でも異なっていて、1回線または2回線受電ではこの保安系は非常用発電機が動作した時に活きる回路で発電機が動作しなければ非常照明等のバッテリーが切れれば完全に落ちてしまいます。

今回のスポットネットワーク方式では、非常用発電機が動作した時に活きる回路ではあるけど、母線や各遮断器の開閉で点検などの為に切り離したり活かしたり出来ます。
今回は一般系を停電させて点検しました。
次の日にはこの日に停電させた2回線を活かして残りを停電して保安系を点検したようです。
母線の遮断器の位置的に母線の2号線と3号線の間に遮断器があるのでこんな感じになったんですね。
スポットネットワーク
ちなみに発電機用にも母線連絡遮断器があるのは災害で停電した時に電力会社からの復電が見込めない時に一般系にも電力を回して1週間業務を可能にする為です。
その為に地下には数万リットルの燃料が蓄えられています。

こういった物の操作は現在の所員がやりましたが私は別館のサブ変電室の操作員との内線電話での連絡員的な事をやっていました。
もともとの役目ではなかったけど操作をスムーズにいかせる為になんとなく割り振られた感じですf^^;

特別高圧の停止に係る断路器や遮断器までの操作は今までもやった事はありましたが、各高圧のマルチリレーでの高圧遮断器の開放などは説明書でしか見てなかったので今回の操作は見学として十分タメになったと思います。
というか、ぶっつけ本番で操作しなくて良かったf^^;
マルチリレー

無事停電させた後は責任者クラスは電気室での点検立会いをしていましたが、他のメンバーは低圧部分の絶縁抵抗測定の立会いに出発です。
job_genba_kantoku
ちなみに先程までの操作はビルメンがやっていましたが点検や清掃は委託業者にお願いしています。
ビルメンでは人員が足りなさすぎたり、測定器や試験器などの機材も足りないからです。
作業自体は我々でも出来ない事はないのですが委託でもしないと疲労も半端ではなくなりますしね(><)

というか、ここからが私にとっては苦行の始まりでした(><)

私が各分電盤の主幹ブレーカーの検電をしてから委託業者に測定してもらうのですが彼らが持っている資料は竣工時の物。
実際の盤名称や負荷名称が違う所が多々あり、それらのチェック・修正をしてもらいつつ投入されていない小ブレーカーの確認や絶縁測定してはいけない負荷のチェックもしながらだったので時間がとんでもなくかかりました。5時間以上休憩も無しにやってそれでも尚終わらない・・・・。

これでは時間までにおわらない

そう判断した上は名称などは後日にしてとにかく測定を終わらせるよう指示を出しました。
翌日日中は普通に建物は通常運転です。
とにかく終わらせなくてはクレームになってしまう(TT)
joushi_buka_men3_gekido訳ワカメ

端折るところは端折ってなんとか終わらせましたが立会ってるだけの私も久しぶりの完徹で疲労困憊でした。
復電操作では私は中央監視室での監視装置で各種警報の処理に当たりましたが正直何度もオちかけましたf^^;

そして10分位小休止を挟んで今度は各ブレーカーの戻し忘れ確認の巡回を全員で実施。

・・・・・・これは・・・・倒れそうです(><)
別館も含めて全てやりました。

日中は自分の現場で通常勤務をやり、終わったら前の現場で完徹の年次点検立会い。
こんな疲労はシティホテル以来でした。
疲れた
朝9時には帰してもらいましたがその日はずっと寝ていて何も出来ませんでしたねf^^;

どうだったでしょうか?
電気設備の年次点検はビルメンにとって最重要業務で電気主任技術者の免状を取得して選任されたら絶対不可避の仕事です。

私はまだ免状持ちですらないですが「その時」に備えて普段の業務からシミュレーションとかしていかないとなぁ・・・・と思いました。

ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ




現場がわかる!電気工事入門 ー電太と学ぶ初歩の初歩ー【電子書籍】[ 電気と工事編集部 ]

現場がわかる!電気測定入門 ハカルと学ぼう!測定のキホン 宮田雄作/著


電気工事現場代理人入門 ー香取君と学ぶ施工管理のポイントー (現場がわかる!) [ 志村 満 ]



 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村