この記事が公開される頃には終わっているでしょうが書いてる時期は少し前なのでもうすぐ自分の現場での電気設備年次点検です。
この前は応援だったので絶縁測定の点検立会い程度でした。
今回は自分の現場での年次点検なので意識が少し変わってきます。
とは言っても受変電設備の点検自体は保安協会に委託するので、実際に我々がやるのは操作の立会いと絶縁抵抗測定です。
今回の測定は自分達で実施して点検表も当然自分達で仕上げます。
この絶縁抵抗測定、やり方それ自体は別に難しくも無いですがとにかく時間が掛かります。
一つ一つはすぐですが分電盤の数が多いと膨大な時間は必要になってきます。事実、この前の応援に行った時は建物自体の規模は「中」といったところですが別館があったり設備自体の規模は大きかったりで盤の清掃なんかやってたら一晩掛けても終わらない感じでした。
この時は清掃とかいろいろ端折ってかろうじて終わらせましたがf^^;
保安協会に任せるのは受変電設備の操作と点検一式なのでそれ以外は自分達でやらないといけません。
建物の従業員への告知やバッテリー関係の処置、データや設定が絡む物はあらかじめコンセントなどから切り離してもらう。
サーバーがある時はその冷却方法についても協議しないといけません。・・・・・ぶっちゃけ少々上がっても問題はないですが頭が古い人はサーバー室の冷房が切れるとヤバいらしい事くらいにしか解ってないのでそれに合わせてそれらしい対策をしておきます。バッテリー式の業務用扇風機を接地して入口開放しておくとかですねf^^;
建物の従業員への告知やバッテリー関係の処置、データや設定が絡む物はあらかじめコンセントなどから切り離してもらう。
サーバーがある時はその冷却方法についても協議しないといけません。・・・・・ぶっちゃけ少々上がっても問題はないですが頭が古い人はサーバー室の冷房が切れるとヤバいらしい事くらいにしか解ってないのでそれに合わせてそれらしい対策をしておきます。バッテリー式の業務用扇風機を接地して入口開放しておくとかですねf^^;
他にも保安協会の人達が受変電設備の各配線用遮断器から、いわゆる各分電盤の主幹ブレーカーの上流側から幹線に対する絶縁抵抗測定、即ち幹線メガを掛けるのでその前に各分電盤の主幹ブレーカーをOFFにしておかなくてはなりません。
その為に、やり忘れのないように全ての盤を把握してチェックリストとそれ用の図面を作って、さらにじっしする必要のない盤、盤から出て機器直前の手元開閉器盤もピックアップしておかなければ無駄な時間を取られます。
一番面倒なのが盤の中にある精密機器に繋がっている小ブレーカーやニュートラルスイッチ(NS)です。どうせ従業員はこちらの話は聞いていないので電源の切り離しはしていないでしょうし、その回路は測定は出来ません。もし測定をしてしまうと基盤なんかが機器に組み込まれていると壊れてしまいます。
実際の測定では小ブレーカーは投入したままで主幹ブレーカーの二次側から一括でメガ―を掛けるので、精密機器用の小ブレーカーをOFFにするという一手間が必要です。
NSは古い建物特有の物で、通常スイッチはブレーカーの非接地側~負荷配線の間にありますが、負荷~接地側配線にもスイッチを盤の中に集合させて設置した物です。
この写真でいうと②の黄色いスイッチですね。測定する時は電流が流れてない事を確認してからOFFにしてからしないと回路全ての配線の測定は出来てない事になります。
測定する事自体に捉われて、元に戻す時に
あれ?これってどうだったっけ?
というのはザラにあります。
写真に撮っておけばいいじゃん
とか
事前に確認しておけばいい
というのは十分解っていますが、とにかくメンドクサイ(><)分電盤の数が少なければ苦にはなりませんが建物の大きさはそれ程ではなくても分電盤の数は意外な程多いものです。
そうすると作らなければならないそういった資料は必然的に膨大な量になりゴール地点がはるか彼方になってしまうと気が遠くなってしまうんですね(><)
今回は電気設備の年次点検の心配事とかについて書いてみました。
すでにこういった懸念事項とかがクリアされてやり方が確立されていれば気も楽に出来るのでしょうが今の現場ではまだ2回目ですし初回の問題点から
もう少し楽に、時間も短く出来るように
というのが今回のコンセプトでもありますからまだまだ改良していかなければというところです。
ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ
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