さて前回の続きです。
仲間と一緒に中央監視室へ戻ったら協力会社の人と立会いをしていた人が話し合いをしていました。
我々は状況を話して何か現場であったか聞いてみましたが、所々点灯しない非常照明があったとの事。
しかし器具的な事だろうとし、他に現場では何もなかったらしいので釈然としないながらも通常業務に戻る事にしました。
会議

その後、ルーチンの検針や熱源巡視を済ませて戻ると仲間たちは食堂で何かしているので見てみると・・・・・
点検していた時ココの非常照明が点かなかったので調査しているとか。私も参加しましたが流石に3人は多すぎるので話を聞きつつ状況を離れた所で見ていると、
1.端っこの二つが点灯せずその直前の物は点く。
2.点灯している物と取り替えると点灯しない。
3.電線は直前の器具から渡って来ている。

という感じでした。
非常照明

から原因は器具ではない。
という事は判明している様子。
の状況から配線が間違っているのではという疑いがあり調べると電源線を繋ぐ所に渡り線が差さっていたようです。
さっそく差し込み直し点灯試験をしましたが・・・・・・・
まだ点きませんOTL

しかし直前の非常照明は点灯しているし、検電器は前に触れると音が鳴るので電圧が来ている・・・・
そこで二人にテスターで電源線の電圧を計ってみる事を提案してみました。すると・・・・・・

38V
・・・・・・は?
science_machine_testerキャプチャ2

これはおかしい。
本来104,5Vあるべき電圧がこれだけしかないのは明らかに変です。
これは点灯している直前の物も調べる必要があります。
すると・・・・・

調べるまでもありませんでした。
器具から電線に芯線が5mm程も出ています。明らかコレでしょう。
取り出した仲間に差し込み直してもらってブレーカーを投入し、セレクタスイッチを試験に回すと・・・・・

点きました♪
どうやら

電線の差し込みが甘すぎたせいで抵抗値が上がり電圧降下してその後の照明を点灯させる電圧が足りなくなった

という理由と思われます。
ココの施工した電気工事会社はセッキョーもんですね。
つかなんで去年の点検でこの事上がってこなかったんだ?

どうだったでしょうか?
電線を接続する時は抵抗値を上げちゃいけないのは試験にも出る常識ですが、それは抵抗値が上がるとジュール熱を発して火災に繋がるからです。
特に非常照明は地震とか停電時に点灯する物なのでそれがあると二次災害でさらに危険になります。
来月には第二種電気工事士の技能試験があってコンセントやスイッチに電線を差し込む事もあるでしょうしこの点は気をつけようと思います。

そしてこの日の記事はさらに続きますf^^;

ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ




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