ビルメン主要業務の見積書作成。

自営で出来ない作業をやってもらう為に協力会社に自社宛てに見積書を貰う所から始まりますが、この時点で当社だけなのか他社もそうなのか知りませんが思う所があります。
sagyouin_woman09_question

それは協力会社に気軽に無償で見積もりを貰う事に対して周囲や支店担当者含めて誰も疑問に思っていない事です。

そりゃあ確実にその会社に発注するなら良いですが、金額が高くて相見積もりを取ることになったら発注できるとは限りません。
そうなれば受注出来なかった方の協力会社は骨折り損のくたびれもうけです。
いや、担当者の業務時間を無駄にしてその分にも協力会社はお給料が発生している訳ですから性格には正しく損をさせている事になります。
business_crowdsourcingmoney_kyuuyo_kyuuryou_meisai

協力会社も
今回受注できなくても、次回やこの先に対する投資としてその時は笑顔で受けてくれますが何回もそんな事が続けばどう思うでしょうか?

正直これは会社に対する信用を失いかねない危険な事だと思います。
どうせウチには仕事くれないんでしょ?
ならもう貴方の会社からの依頼は請けませんよ。
なんて言われたらビルメンは臨時業務受注による利益を上げられなくなって年間契約による収益しかなくなってしまいます。
顧客にすればビルメン会社のメリットは修繕等が発生した時に自分でわざわざ探す手間を省くという事も多分にある筈です。
hirune_soto_boy

ビルメン業務は協力会社にそっぽ向かれたら多分立ち行きません。
そりゃあ中には職人上がりの人もいて十分な技術を持ち大きな修繕作業もこなせる人もいるにはいるでしょう。

しかしそんな人は一部だと思います。そしてそういう人は工事部とかの部署にいるものです。
それに大きな修繕というものは対応する材料等もピンポイントで揃えなくてはなりませんし、それが機械の純正品なんかの場合調達するのも困難です。
そういう事はメーカー等と繋がりが深い専門業者の方が得意です。
ビルメンでは伝手も無い事が大半ですし。

これに対しては正直な気持ちだと、顧客に対しても協力会社に対しても見積もり料金という物を案件毎に請求・支払うべきなのかなぁと思います。
顧客は結構気軽に見積書を要求してきます。その理由は単に
どれ位費用が掛かるのか知りたい
という程度の事です。
こちらから協力会社に依頼するという事は相手方はもう
仕事が貰える=利益が出せる
と思うでしょうしだからこそこちらの無理なお願いにも応えてくれる訳です。
企業活動というものは全て収益に繋げる為にやっているので収益に繋がらない=無駄な活動はやるだけ損な訳です。慈善事業じゃないんですから。
それなら無駄骨を折らせてしまうならいくらかでも対価は支払わないとそれこそ都合よく「搾取」とか「下請けいじめ」になってしまうと思うんです。
busy_mangazou_0231
それなら適正な手間賃出した方がお互い気兼ねなく仕事出来ますから。
気まずい関係は誰も得しませんしね。


どうだったでしょうか?
ビルメンと協力会社はどっちが上という事もなくお互いリスペクトし合うパートナーであるのが理想だと思うので無駄な事はさせたくはないですね。

ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ




現場がわかる!電気工事入門 ー電太と学ぶ初歩の初歩ー【電子書籍】[ 電気と工事編集部 ]

現場がわかる!電気測定入門 ハカルと学ぼう!測定のキホン 宮田雄作/著


電気工事現場代理人入門 ー香取君と学ぶ施工管理のポイントー (現場がわかる!) [ 志村 満 ]



 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村